日々の健忘録。~心穏やかに過ごしたい~

大学生の息子と中型犬と暮らすシングルマザーのつぶやき

入院5日目 退院

朝の採血に問題なければ、そのまま退院と聞いていたので、

心はすでに、退院モード。

 

シャワーして、朝ご飯を食べて、

荷造りしつつ、お化粧もして、パジャマから着替えて。

介護用電動ベッドとの別れが名残惜しいけど…

 

最後に、痛み止めの頓服を念のため、追加してもらい、

看護師さんに忘れ物ないか、すべてのクローゼットを点検してもらって、

病棟を後にしました。

 

レンタルパジャマ、レンタルタオル、個室。

ちょっと贅沢しちゃったかな?と思ったけど、今回ばかりは

Money well spent.

コロナ禍での孤独な入院生活には必要な経費だったと納得できました。

 

生命保険用に診断書を窓口に依頼してから、会計窓口へ。

限度額適用認定証ありで、個室(10000円/日)利用で、入院期間5日間で

合計13万円ほどでした。

 

この時の身体の痛みや体力は、思ったより元気だし、痛くもない。

少し体力が落ちているなって実感はあったけど、

1人で帰宅することに不安なほどではなかったです。

 

彼にも息子にも、タクシーで帰っておいでと言われていたけど、

いやいや、お金出すのは私だしってことで、

病院から駅まで、バス。電車を乗り継いて、家路に。

 

重たいスーツケースを持ち上げるのに腹筋が?と心配しつつも

普通に持ち上げられたし、気温も長袖ワンピースでちょうどよく。

快適でした。

 

入院中、白湯ばかり飲んでいたので、どうしてもコーヒーが飲みたくて。

新百合ヶ丘の駅で、ミスドを見つけたので、直行しちゃいました。

お腹すいたのを言い訳に、まさかのドーナツ2個注文。

コーヒーもお代わりして、どうみても病院帰りの人じゃない行動しちゃいました。

 

電車も無事に座れたし、のんびりと無事に帰宅できました。

 

入院4日目 術後3日目

この日から、普通のご飯食。

三食ありがたく頂いたけれど、どう考えてもご飯の量が多くて。

毎回完食したら確実に体重増えるでしょ~なんて思いつつ、

胃が膨れた感じもあって、半分くらい毎回残しちゃいました。

 

本を読んだり、引越しに関連するYouTubeを見たり、

ザ・入院生活という、のんびりした一日を過ごしました。

 

術後3日目にして、やっと、執刀医の先生が病室に回診に来てくれて、

約800グラムの筋腫と子宮を綺麗に取り除けたと。

術後、2週間くらいで、外来受診の予約とっても大丈夫?と聞かれたので

OKと。このやりとり、先生の滞在時間、多分1分くらいだったかな?

 

このまま、退院なのかな?と不安になったけど、

夕方、もう一回、回診に来てくれました。

お腹の中の写真を印刷してくれて、きれいに卵巣は残せたと。

みた感じ心配していた肉腫の感じはなかったけど、今、病理に回しているから、

外来受診の時には結果が出ているはず、とのこと。

 

で、傷に貼っていた透明のテープをベッドの上で剥がしてもらい、

シャワーで、洗い流してね、と笑顔で先生は去っていきました。

 

傷は、おへそを含めて4か所だけど…

おへその見た目は、手術前と変わらないし、

1センチずつ切った3か所は、お腹のお肉に重なって、もうほぼ分からない。

 

びっくりだけど、800グラムの子宮と筋腫をどこからどう取り出したの?ってくらい

この時、実感したのは、上手な先生に執刀してもらうことの重要さ。

 

開腹手術でざっくりメスを入れてたら、もっと痛かったと思うし、

もっと体に負担がかかって、回復にも時間がかかっただろうし。

 

子宮全摘と聞いたときは、おおごとだって思ったけど、

腹腔鏡だったから、こんなにも心も体も軽やかなんだろうな。ありがたや。

 

入院3日目 手術翌日

途中、何度か目が覚めた気がするけど、気が付いたら朝。

 

看護師さんが来て、お水を飲んで大丈夫と。

丸1日以上、水を飲んでいなかったので、のどがカラカラ。

口から水が飲めるってすごいことなんだって、小さなことに感動しつつ

ゴクリ。

 

このころには、腕から入れていた麻酔の点滴もなくなり…

起き上がれて、トイレまで歩けたら、おしっこの管を抜いてくれるとのこと。

 

久しぶりに体を起こすと、びっくりするくらいにクラクラで、

それでも吐き気などなく、よたよたとトイレまで歩けました。

 

トイレで管を抜いてもらったら、安静解除!

腹腔鏡手術中に視野確保のためにガスを入れるらしく

そのガスが肩や腰やみぞおちの辺りでポコポコするの。

 

身体を動かすことで、そのガスが身体に吸収されて、おならとして出るのかな?

 

ぼんやりしていたら、麻酔科の先生が回診に来てくださり、

ガスの痛みは、ホットパックで温めるといいと教えてくれました。

 

この日のランチが手術後、初めてのご飯。

久しぶりのご飯がうれしくテンション高く蓋を開けると、想定内のお粥でした。

すごい量入っていて、全部は食べられなかったけど、

ご飯が食べられる幸せをいちいち実感してました。

 

この頃になると、本を読んだり、スマホをいじったりする元気が戻ってきたかな。

 

入院2日目 手術当日

手術は11時からとのことで、

9時頃には、手術着に着替えて、着圧ソックスをはいて、

点滴をしてもらいました。

 

この点滴、左手首から7、8センチ上のところだったのですが、

針が痛いというより、針を刺してしっかり固定するから、

テープが皮膚と針とで、超違和感。

痛かったけど、ちゃんと静脈に入っているなら、ありがたく我慢ですな。

 

手術室へは、点滴をぶら下げて、自分で歩いていきました。

手術室は広くて、数人の看護師さんたちがスタンバイ。

執刀医の先生は、多分、前の手術が終わって、一休み中なのかな?と

勝手に想像しておりました。

 

手術室の看護師さんに名前とどこの手術かと確認されて、

子宮全摘と左右の卵管をとることを確認。

 

手術台に横になって、血圧測定や心電図の装置を付けてもらい、

酸素マスクがつけられたら、深呼吸~

 

そこから記憶がなくて、次に目が覚めたのは、手術室で

「終わりましたよ、分かりますか?分かったら手を握ってください」

って、声を掛けてもらって。

 

ぼんやりしつつも、手術台からストレッチャーに移して貰ったのは

ほんのり覚えていて、次に気が付いたときは、病室に戻っていました。

 

この時、まだ麻酔が効いているのか、ぼーっとしていて、

看護師さんに、貴重品ボックスに入っているスマホを手に持たせてもらったけど

まだ、スマホ画面を見る元気や余裕はなくて。

 

お腹の痛みというか、違和感と戦いながらも、うとうとぼんやり過ごしていました。

 

息子や彼、保証人になってくれた従兄に連絡できたのが、18時過ぎ…

11時の手術で13時頃に終わって、約5時間後くらいということですね。

 

「無事」と一言ラインするのが精一杯で、その返信には気が付けませんでした。

 

うとうとしながら、吐き気とおしっこの管に違和感を覚えつつ、

無事に手術が終わったんだ、麻酔から目が覚めたんだ、もう子宮がないんだと

なんだか、いろいろな気持ちが複雑に入り混じった感じでした。

 

途中、看護師さんたちは、入れ替わりで、点滴を交換したり、

体温や血圧を測ったり、てきぱきとしてくださいました。

 

手術を無事に終えられた自分はエライって、朦朧とする意識の中でも、

自分で自分を褒めていました。

 

入院1日目

13時過ぎに病院に到着するよう言われていたが…

いつものように自宅を早くに出過ぎてしまい、スーツケースをガラガラしながら

本屋さんへ。

入院中にさらりと読めるような、軽い感じの小説を探して、うろうろ。

持参したのは、瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」これは、大正解でした。

 

新百合ヶ丘の駅についてからは、お一人様ランチ。

パスタとサラダとコーヒーで1000円のセットにしました。

しばらくは病院食かと思うと、しみじみ。しっかり味わいました。

 

病院へは、最寄り駅からバスでGO.

入院受付に寄って、必要書類を提出。

この中に連帯保証人を書くか、誰もいなければ、現金30万を預けるかと

2択のものがありまして…私は、両親が他界しているので、

従兄にお願いしました。誰にも迷惑かけずに入院手術ってできないのを実感。

 

個室の病室に入って荷物をキャビネに整理していると、

担当の看護師さんが来て、今回の入院計画書をいただきました。

レンタルパジャマに着替えて、麻酔科の先生が部屋に来るのを待つ。

 

麻酔科の先生には、アレルギーとか、その他の持病があるか?などなど聞かれました。

実質5分くらいだったような。

 

シャワーして、おへそを掃除して、下剤を飲んで、夕飯を食べる。

この時の心境としては、ドキドキというより、やっと、という感じ。

 

7月に新百合ヶ丘を受診したころは、コロナ感染者数が爆増していて、

不急の手術は延期にしてほしいという要請があったので、

無事に10月の手術を受けらえるか?心配ではあったけれど、

感染者数も激減で、予定の手術を受けらえることに安堵しました。

 

持参した眠剤を服用して10時には、寝ていたかな。

入院前日 持ち物と服装

今回の入院・手術にあたり、あまり買い揃えず、あるものを使おう。

必要最低限だけ、調達しようと決めて、荷造りしました。

 

<買ったもの>

・かかとのある靴。無印良品のパンプス型のスニーカー

・ペットボトル用ストロー。西松屋

龍角散のど飴。

・500ミリのペットボトルの水4本とゼリー飲料2つ

 

<持っていってよかったもの>

・限度額適用認定証(必須ですね)

・タオルケット (手術後麻酔が覚めた後、暑くて温度調節用に便利)

・本 (普段は、時間に追われて生活しているので、読書タイムは貴重)

・保温マグ(ペットボトルの冷たいお水より、給湯室の白湯でほっこり)

 

コロナでいったん入院すると自由に売店には行けない様子だったので、

入院生活にほっこりする癒しタイムとして、爪用オイルや、顔パックなど

無機質な病室が少しでも自分の空間となるように工夫してみました。

 

 

入院時の服装は、長袖のゆるいワンピース。

ゆるいレギンスに靴下。寒いとき用にカーディガンをかばんに。

 

退院時も全く同じ服装でした。レギンスが傷に当たって痛かったら?

と心配しましたが、退院するときには傷の痛みはほぼなかったです。

(数日の入院生活でも寒暖差が激しいときや雨には注意が必要かも)

腹腔鏡下 子宮全摘手術 体験記

何年も抱えていた大きな子宮筋腫

シングルマザーなので、手術して、息子に精神的な負担を掛けたくないと、

ここまで避けてきたのですが…

息子ももう大学2年生。そろそろ、私に何かあっても大人の対応できるかな。

 

筋腫が大きくなりすぎて、尿閉になってしまったり、頻尿だったり。

MRI画像で、筋腫でなくて、肉腫かも?なんてことを言われたり。

不安要素は増すばかり。

 

仕事がすごく忙しくて、長期離脱できるか不安だったけど、

仕事より自分の身体が一番大事という彼の言葉、息子の言葉に励まされ

手術を決断しました。

 

結果、今、このタイミングで、あの病院の、あの先生に執刀していただいて、

手術できて、本当によかったと思っています。